Darnos「はははははっ! 派手にやってくれるぜ!!」
Serika「油断するなっ。次の攻撃が来るぞ!」
一瞬動きを止めていた魔物は、そこから弾けるように飛びかかってきた。
Darnos「うぉぉーっとぉ! 大人しくしてなっ!」
Serika「――紫苑の雷……嵐を呼び、嵐より生まれ、嵐をも切り裂く千の刃となりて、遮る其を打ち砕かん!」
Darnos「うぉぉっ、この俺様に力勝負かっ……百年早ぇんだよぉぉぉ!」
「とっとと巣に帰りやがれぇぇぇっ!!」
双剣の切っ先が魔物の急所深くにめり込んだ。
噴出する青黒い鮮血。
降り注ぐ血から、ダルノスは辛うじて逃げ出す。
「ぷはっ……ったく、てめぇらの血はくせぇんだよ!」
石造りの床を揺るがし、魔物はようやく倒れた。
Kaya「二人共、怪我はないわね?」
Serika 「ああ……だが……」
俺は無惨に転がる魔物の亡骸を見つめた。
すでに骸の一部が塵と消え始めている。
Darnos「おいセリカ、魔物に同情はするなよ。こいつらのせいで村人が殺されてるんだ」
Serika「分かってる。だが、奴らもここまで抵抗しなければ……」
Kaya「まぁーったく、セリカは甘いんだから。まあ、そこが貴方のいいところでもあるけどね」
「でも今は、魔物の殲滅こそが、バリハルトに仕える者としての役目よ」
「生き残った村人はいないそうだけど、この脅威を放っておくわけにはいかないわ」
Serika「ああ、分かってるよ。そのために来たんだ」
俺たちは、村人を襲った魔物を退治するために、この廃都にやって来た。
何人もの村人が攫われ、皆殺しにされたという。
これ以上の被害を出さないために、廃都に巣くう魔物を退治しなければならない。
Darnos「よーし、片っ端からやっつけて行こうぜ」
俺たちは決意をあらたにし、廃都の奥へと向かうことにした。
Darnos「さて、さっさと片付けたいところだが、やるべきことを確認しておいた方がいいか……」
Kaya「そうね。焦って失敗しては元も子もないものね……」
二人の言うように状況を確認しながら進むべきだろうか?
Serika「大丈夫だ。戦いのことなら既に頭に入っている」
Kaya「なによもう、可愛くないわねぇ……」
Serika「俺たちの任務は、この廃都に棲まう魔物を倒すことだ」
「油断せずに奥へ進むぞ」
Darnos「待ち伏せ、か……。どうやら頭の悪い魔物ばかりじゃないようだな」
Kaya「でも、ここを抜けないことには先に進めないわよね?」
Serika「倒すしかないか……行くぞ!」
「待ち伏せ、か……。どうやら頭の悪い魔物ばかりじゃないようだな」
「でも、ここを抜けないことには先に進めないわよね?」
「倒すしかないか……行くぞ!」
After running into a Mimic. Darnos「ったく、くだらない仕掛けをしやがって……」
Kaya「ほんと、せっかくお宝を発見したと思ったのにがっかりよね」
Darnos「こういう人の欲に付け込んだ罠ってのはそこら中に転がっているはずだ。十分に気をつけろよ」
After pulling a switch/lever to open a door Kaya「あ、扉が開いているわ!」
Darnos「どうやら奥の部屋の仕掛けはこの扉を開くためのものだったようだな」
Serika「よし、行こう。この先に魔物が潜んでいるはずだ」
Narration when looking in a library room/study ボロボロになった本棚を調べると、この屋敷に住んでいた人の物だろう手記を発見した。
Darnos「数年前に放置された割には、しっかり残っているな。何か手掛かりになるものは……」 Serika「ミスリル鋼……採掘量、取り引き額……」
Darnos「こいつはちょっとした宝の山だぞ」
ページをめくる俺を、カヤとダルノスが覗き込む。
Kaya「聞いていたより、ずいぶん活発に取り引きが行われていたのね」
「ここが放置されなければ、諸国との交易も違っていたでしょうに……」
Darnos「この街が廃都になったのは、ある日突然魔物が溢れ出したからだと聞いているんだが。ふむ……」
Serika「随分詳しいな」
Darnos「俺がバリハルトの戦士になって、マクルに着いてから起きた事件だからな」
「魔物が出たなら戦いに行かせろって、当時の部隊長に掛け合ったんだが、新入りは剣を磨いていろってさ」
「神殿で泣きながら磨いていたぜ」
Serika「続きがある。“我々は恐ろしい化け物を掘り出してしまった。あれは決して触れてはいけない――。”」
「ここで手記は終わっている」
続きは紙が腐っていて読み取ることが出来ない。
「封じられていた魔物を掘り出してしまったのか?」
Darnos「だったら敵は一匹で済むだろうが、街を一つ潰すほどの異変だ」
「掘り出したものが魔物を呼び込んだか、魔物を産み出すような異界の門……ってところだろうな」
Serika「油断は禁物だな。行こう」
Kaya「あら、扉」
頷き、手を翳して扉の構造や魔力の流れ方を確認する。
Serika「二人は下がっていてくれ」
Kaya「それほど慎重になる必要、あるかなぁ?」
Darnos「…………」
扉の封じ自体は複雑でもなく罠も無い。
……だが、嫌な予感がする。
そして、この手の胸騒ぎの後には、必ず何らかの困難が待ち構えているのだ……。
Darnos「奥にいるのはタチの悪いゴウモール共だろうが……そう思わせること自体が罠かもしれねぇ」
Serika「ゴウモールか……」
ゴウモールとは、魔獣のように魔術実験により強化されたゴブリンの末裔のことだ。
ゴブリンと同様の集団生活を行いながらも、ゴブリンよりも優れた知性や体力を持っている。
それを従えているとなると、廃都に潜む魔物というのは、なかなかにやっかいな敵なのだろう……。
Serika「封じが外れる。行くぞ」
扉に付加された魔力の抵抗を手に受けつつ、それを圧倒するよう、更に魔力を送り込む。
Serika「……よし」
Darnos「ふんっ!」
術の完了と共にダルノスが扉を蹴り開け、俺とカヤはすぐに脇に避けて扉の影に入った。
迎えたのは、静寂――。
不測の事態に備えた俺たちの前には、薄暗い廃都の静けさだけが広がる。
Darnos「……何もないな。待ち伏せも、罠もないようだ」
この静寂は……むしろ、不自然なくらいだ。
Kaya「あら? ……あれは何かしら」
数歩先に鈍く光る物が落ちている。首飾りか何か……遠目にもまだ新しい物のようだ。
「もしかして、あれは襲われた人たちの――」
Serika「待って、姉さん!」
その時――カヤの足元が開いた。神官衣を翻し、華奢な身体がゆっくりと落下していく……。
Kaya「いゃぁあああああああぁぁぁぁああっ!!」
とっさに伸ばした手は宙を掻き、カヤは瞬く間に暗闇の底へ吸い込まれていった。
Darnos「カヤッ!」
がっちりと組み合わさった床は、叩いたり引っかいたぐらいではびくともしない。
ここまでに解いたような簡単な封じではない。俺は雷で床を打ち砕こうと呪文を唱え始める――。
Darnos「おいおいおいおいっ! 待てよ! 床をぶっ壊したら俺たちも落っこちるだろうが!」
Serika「だが、姉さん……カヤが!」
Darnos「折角生きてるものを、生き埋めにしちゃ元も子もないだろうがよ!」
呆然とする俺に、ダルノスは床に耳をつけてみろと合図した。
厚い石の床で聞き取りにくいが、深いところから水の音がする。
そして微かに助けを求める声も……。
Kaya「セリカーッ! ダルノスーッ!! ったく、二人とも、さっさと飛び込んで助けに来なさいよねぇーッ!!」
……間違いない。カヤの声だ。
Darnos「…………」
『カヤがパーティーから抜けた』
Darnos「全くしぶといって言うか、なんて言うかよ。憎まれっ子世に憚るというのは――」
チキ、と剣を鞘から抜きかけると、ダルノスは慌てて首を横に振った。
「嘘だって、冗談だよ! マジで怒るな!」
「回復役のカヤなしでここから先を進んでいかなきゃならねぇんだ。お前にやられたら洒落にならないぜ……」
Serika「そう思うなら先を急ごう」
「どうやらこの罠にはめるため、今まで油断させるような仕掛けばかりだったようだ」
Darnos「かもな。途端に魔物の気配がウヨウヨしてきやがったぜ。くそ、やってくれる」
たとえ今は無事であっても、単独で魔物の巣窟に捕らえられたなら、戦い慣れたカヤであっても危険だ。
一刻も早い救出に臨まなくては。急速に近付いてくる魔物の気配を感じつつ、剣を鞘から抜いて奥へと足を踏み入れた。
一方、その頃――。
ふわりと浮いた――そう感じた次の瞬間、カヤは闇の中へ悲鳴を上げながら落下していった。
Kaya(あたしは……死ぬ?)
漠然と浮かんだ言葉。
油断大敵……敵地で気を抜けば、いつでも死が訪れる。
昔の仲間や知り合いが、任務中に死んだ戦士についてよく話していた。
彼らは“油断”で殺された……と。
自分だけはそんな死に方はしない。……そう、漠然と思っていた。
闇に吸い込まれる、その瞬間にあっても、死への実感は湧かなかった。
そして、視界の向こうに、かすかな光を感じた瞬間――。
Kaya「ぶはぁあああっ! ちょっ!? 何よぉおおっ!」
深い水の中に落ちて、必死にもがき浮き上がったカヤは声を上げた。
見上げた天井は遠く、暗い。
床が閉じてしまったのか、それとも光も届かないほどの深さなのか。
Kaya「セリカーッ! ダルノスーッ!! ったく、二人とも、さっさと飛び込んで助けに来なさいよねぇーッ!!」
あらん限りの声を振り絞って二人の名を呼ぶが……。
Kaya「きゃぁああっ!」
カヤは激流に飲み込まれ、そのまま為す術なく意識を失った――。
Goumooru「ラジスラヴァ様、あれを」
矮小な魔物に呼ばれ、薄暗い闇の中で大きな影が頭を擡げた。
Rajisurava「んんー? 何か浮かんでいるなぁ?」
人の言葉を放つ影。
だが人の言葉を操っていたからといって、それは必ずしも人間族であるとは限らない。
Rajisurava「……おい、ちょっとあれを取ってこいよ、相棒」
水面に仰向けで浮かんでいるカヤは気を失い、我が身に起きようとしていることに気づかない。
“影”に呼ばれた“相棒”は――まるで一つの山を思わせる巨体で水を掻き分け、泳いでいく。
その動きは波をつくり、カヤは水面に浮かぶ木の葉のように揺れた。
Rajisurava「よーしよし、ありがとよ。……おおっ、こりゃいい女だぁ。ゲゲゲゲゲ……」
“影”は“相棒”から受け取ったカヤを舐めるように観察してから、不気味な声色で笑った。
Rajisurava「よし決めた。こいつも俺様の子供を孕ませる奴隷にしよう。ゲゲゲ……今日はいい日だなぁ」
Goumol「ラジスラヴァ様、饗宴の支度ができましたぜ」
Rajisurava「おーう」 下卑た魔物の声が告げた言葉に、ラジスラヴァと呼ばれた“影”は、暗がりから出て来た。
その姿は、おおよそ人とはかけ離れた魔獣のもの。
魔獣はおぞましい舌を覗かせながら、愉快そうに声を上げる。
Rajisurava「おい、ゴウモールども、こいつも運んでおけ。あの娘の次にたっぷり味わうからよ」
「“相棒”はここで侵入者を見張っていろよ」
カヤがゴウモールに担がれて、運ばれていく。その後を追ってラジスラヴァもこの場を立ち去った。
廃墟の所々に走るひび割れは、地下に空洞があることを示すように冷たい風の流れを感じる。
耳を傾けてみたが、カヤの声どころか物音も聞こえては来なかった。
Darnos「近くの湖の水が流れ込んできているのかも知れないな。こいつは建物自体どこまでもつかわからねぇぞ」
Serika「急ごう!」
刻一刻と、カヤの身に危険が迫っている。急がなくては……!
饐えた匂いがする。
続いて感じたのは全身を襲う痛み。
不明瞭な意識から徐々にはっきりしてくる中で、カヤはわが身に起きたことを思い出そうとしていた。
Kaya「んっ……いたたぁ……ここ、どこ?」
漆黒の全身甲冑をまとった魔獣――カヤの目に飛び込んできたのは、その異質な存在だった。
Rajislava「じゅるっ、ちゅるるるぅ……ゲゲゲゲ……」
攫われたmusume「ひっ……! こ、来ないで!」
聞いたことのない異音と、恐怖の色をにじませた少女らしき悲鳴が響く。
カヤは身体を起こして首を巡らせようとした。
Kaya「ちょ!? ちょっと何これ!?」
――だが、身体は自由には動かない。
カヤの首や手には血痕のあるおぞましい首輪や拘束具がはめられ、動きを制約していた。
目の前で魔獣に組み敷かれている少女は、どこかから攫われた娘だろうか?
見れば部屋の隅にも数名の女の子がいる。
怯える者たちに目の前の娘の名を問うが、引きつった顔のまま恐怖でカヤの声も聞こえていないようだ。
取り囲むゴウモールは涎を垂れながし、下卑た笑い声を響かせている。
Kaya「あなたたちの仕業ね! さっさと外しなさい!」
Goumol「ばーか、誰が外すかよ。おめぇみたいなあばずれには、お似合いさぁ」
Kaya「誰があばずれよ誰が! 私はバリハルトの神官よ。この程度のことで屈服するとでも思うの!?」
必死にもがくものの一向に身動きが取れないカヤを見て、周囲のゴウモールたちはゲラゲラと笑うだけだ。
Goumol「諦めろって。おめぇはアイツの次に、ラジスラヴァ様に犯られちまうんだからよぉ」
攫われたmusume「来ないでってばぁっ! い、いやぁああっ!」
その甲冑から逃れるように、肌も露わな姿を衆目に晒している少女がもがく。
剥きだしにされてうつ伏せとなった姿。これからどんな惨劇が起こるのか……。
その想像にも恐怖して、少女は声にならない声を漏らしながら冷や汗を流す。
攫われたmusume「あっ……ああっ……」
Kaya「ま、待ちなさいよ! は、離せ! 離しなさい!」
Goumol「えへへ、そう暴れないで見てろって。ラジスラヴァ様のおちんぽはすげぇぜぇ」
「女のおまんこがガバガバになるまで、がんがん突っ込むんだぜ。あの女、小さいから死んじまうかもな!」
周りのゴウモールたちが卑猥な嘲笑で唱和する。
Kaya「……んっ! くっ! やめなさっ……んぐっ!」
たまらず声を張り上げようとした所で、ゴウモールにぼろきれのような布で口を覆われてしまった。
渾身の力を込めて身を引きはがそうとするが、何匹も重なり押さえつけるゴウモールたちの力には抗えない。このままでは魔法の詠唱もできない。
攫われたmusume「いやぁぁぁあっ! いや、いや、止めて、助けて! お願い、だれかぁぁあ!」
力なくもがいては、ただ涙を流して叫び声を上げる。
恐怖と驚愕で少女の筋肉は強ばってしまい、逃げるのもままならない。
Rajisurava「じゅるるるるぅ……無駄だぁ。さっさと諦めな」
攫われたmusume「ひっ……いっ……」
魔物からは剥き出しの骨のような足が何本も伸び、先端がハサミのように割れている。
背中からは妖しく輝く羽が生え、黒光りする滑らかな肌は“獣”というより“巨大な昆虫”にしか見えない。
Kaya「んんーっ! んーっ!」
Rajisurava「ちゅるぅ、ちゅるるるぅ……」
取り押さえる昆虫の鋭い爪が、少女の肌に食い込んでいく。
攫われたmusume「ああ……う、うぅぅぅ……」
周囲の少女たちもまた、魔物たちに抗うだけの気力は残されていない。
部屋の端で俯いて泣いている少女は皆、現実を直視できず目と耳を塞いでいる。
攫われたmusume「や、やだぁ……」
Rajisurava「じゅるるぅ……怖いか? 俺が恐ろしいか?」
魔獣は歓喜の声を上げ、そそり立つ禍々しい物体を見せつける。
少女を貫き犯すための、酷く醜く勃起したもの。
攫われたmusume「……ひぃっ……」
Rajisurava「ゲゲゲゲゲゲッ! いくぜぇ!」
少女の恐怖心をたっぷりと味わった魔獣は、男性器を模した突起で狙いを定め、ついに尖端を挿入し始めた。
攫われたmusume「あっ、かっ、ああああああああっ!」
「痛い、痛いぃっ! かはっ!」
濡れているはずもない少女の膣が強引に開かれた。
Rajisurava「ゲゲゲ……? おやぁ?」
濡れていない膣内が予想外だったのか、魔物は動きを止めて様子を窺うように金色の邪眼を動かした。
攫われたmusume「ひくっ……もういやぁ……」
腹の中を襲う苦痛と、自分の置かれている境遇に涙を流す少女を見て、ラジスラヴァは――。
Rajisurava「……ぎぎぎぎぎっ!」
攫われたmusume「ひっ!?」
突然、巨躯をふるわせたかと思うと、少女の中に突き入れられていた器官から、粘液を吐き出した。
「い、いやぁああああああああっ! 何か、入って、くる……!」
「やめて……ああっ、き、気もち悪いぃ……うう、いやぁぁああ、ああ……」
大量に噴出した生ぬるい体液――。
それは少女の膣の奥へと流れ込み、魔物との結合点から緑色の洪水となって溢れ出た。
「うっ……ひうぅぅ……き、もちわるい……」
Rajisurava「クァックァッ! これでいいだろう」
「気持ちよく動けねぇと、面白くねぇからな!」
攫われたmusume「んんぅっ! や、やだっ、もう動かないで! お願い……んんっ!」
「かっ! ううっ……んっ、んっ!」
力強い動きで、押し込まれては引き出されていく魔物の膨張した器官。
卑猥な水音が薄暗い中に響き渡り、カヤは身動きできない姿のままで奥歯を噛んだ。
「くぁあ……も、もう、許して……いやぁ、お願い」
魔物の器官が出入りする少女の秘裂は、痛々しいまでにめくれあがっている。
魔獣が吐き出した体液は激しい動きでぐちゃぐちゃに攪拌され、甘い匂いを放ちながら泡だっていく。
「はああっ! んんんっ!」
「かっ! ああんっ! もう、だめっ……お腹、壊れちゃうぅ……破けちゃう、ううっ……」
Rajisurava「ガハハッ! 締め付けてくるってのに、このぐらいで壊れるおまんこじゃねぇだろ!」
攫われたmusume「いや、いやぁぁあああ……あぅぅう、お願い、もう、やめて……やめてよぉ」
聞き入れるような相手ではないが、それでも耐え難さに少女は訴え続ける。
Rajisurava「ゲゲゲ……そのうち、病み付きになっちまうぜ」
攫われたmusume「ふぁぁあ……ああっ、苦しい、よぉ……助けて、誰か、お願い……助けてぇぇ……」
Rajisurava「ほぅら、おらおら! どうだ」
攫われたmusume「ひいいっ……い、いやぁああ、あ、ああっ……もう、だめぇ、あぁぁ……あ」
魔獣の口からは興奮した熱い息が漏れる。
醜悪な器官は少女の膣道を行き来し、少女の尻が高く浮かぶほど強く突き入れられる。
攫われたmusume「かはっ! あ、あぁっ、もう、だめぇえ……」
少女の瞳からとめどなく流れる涙。
Rajisurava「気持ちいいって認めちまえよぉ」
攫われたmusume「いやぁ……いやよ、いやぁああ」
Rajisurava「俺にゴリゴリされて、気持ちいいんだろ、熱くてしかたがねぇだろ?」
魔獣が強制する心地よさは微塵も無く、恐怖だけが、少女の心の奥深くに植え込まれていく。
攫われたmusume「いやぁあ……あ、犯されちゃう……全部、体の全部が……あぁああっ……」
熱は腹から胸と太もも、さらには両手両足を舐めるように伝わっていく。
そして最後は頭――彼女の心さえも熱で覆っていく。
「ひゃああっ、あ、はっ、はぁっ……!」
Rajisurava「ガァッガァッ……! いいぞぉ……」
攫われたmusume「えっ? やめてぇぇえ! 中はいやぁぁあ!」
少女の心が砕けようとしているのもかまわず、魔獣は嗤い、貪るように腰を動かし続ける――。
……そして終に。
「ああっ、いやぁあああああああっ!」
「ああっ……あ、熱いぃぃ……ひぃぃいん、出てる、いっぱい、でてるよぉ……」
Rajisurava「ガハッガハッ、俺様の子種、だぁああ!」
白濁の精が溢れ出す。
それでも魔獣は動きを止めず、興奮した臭い息を撒き散らしながら、再び怒張を動かし始めた。
攫われたmusume「ああぁ……ふぁあ、あ、そ、んな……」
魔獣の器官は一度の射精では衰えないのか、ラジスラヴァは更に狂ったように腰を動かした。
「はああぁんっ! もぅ……だめ、わたし……逃げられない……んんっ!」
魔物の怒張は己の吐き出した精にぬらぬらと濡れて、少女の未熟な肉体を掻き回していく。
最初は閉ざされていた少女の狭く固かった肉壁も、今や魔獣の太い器官を難なく受け入れている。
攫われたmusume「んんぅ! ……ふぁあっ! あ、ああっ……おなかが、破けちゃう……」
「化け物の……あかちゃんができちゃう……んんっ」
「たすけてぇ……たすけて、ううっ……ん、くるしぃ、よぉ……」
微熱に浮かされたように、少女はうわ言を呟き始めていた……。
絶望という現実をつきつける、暗い呪文のように……。
Serika「……」
Darnos「どうした、何か見つけたのか?」
Serika「いや。ただ、妙な胸騒ぎがするんだ……」
Darnos「お前の胸騒ぎとやらが外れた試しがねぇからな……」
「カヤの奴に何かあったのかもしれねぇ。先を急いだ方が良さそうだな」
Serika「ああ。待っていてくれ、姉さん!」
隠し通路の先に、殺気を放った魔物たちが待ち構えていた。
Darnos「ふん、いよいよ目的地に近づいたってことか?」
Serika「目的地かどうかは分からないが、この奥に何か仕掛けがありそうだ」
Darnos「そうとくれば、のんびり遊んでいられないな」
「来いよ化け物、手加減なしでやってやるぜ!」
魔物たちはダルノスの殺気に一瞬怯んだのか、強張った表情で身を引いた。
ここに潜んでいる全ての魔物が凶暴で、人を襲う者ではないのか?
たとえ魔の生き物であっても、無駄な殺し合いはしたくない。
Serika「待て、ダルノス。武器を捨てて投降するようなら、魔物でも殺すな」
Darnos「そいつは、投降した奴が現れてから言ってくれ」
魔物は一度怯んだように身を引いたが、次の瞬間には殺気を露わにしにじり寄ってきた。
投降どころか逃げ出す気配もない。
道を塞ぎながら俺たちに襲い掛かり、命を奪おうとするなら止むを得ない。
Serika「悪く思わないでくれ」
剣を抜き、飛び掛ってくる魔物に身構えた。
ダルノスの容赦ない攻撃と、俺の脅しにも似た派手な攻撃に驚いたのか、数匹の魔物が逃げ出した。
Darnos「くそっ! 逃がすか!!」
Serika「待て、ダルノス。逃げたやつらを追うよりも、今はこの奥の様子を確認することが先だ」
一瞬、気難しい顔で返したダルノスだが、今は雑魚を追うより優先するべきことがある。
そう納得したのか双方の剣を収めて向き直った。
Darnos「武器を捨てて逃げる奴らの行く先は決まっている」
Serika「武器が無くとも、強い守り手か頭となる者が近くにいる……ということか?」
Darnos「ああ。そしてカヤが囚われているとすれば、大抵一番エライ奴が、自分の側に置くだろう」
豪快な戦いぶりからは想像が付かないほど、ダルノスは冷静に敵の様子を分析する。
これがこの男の頼もしいところであり、俺の学ぶべきところだ。
Darnos「あんな雑魚でも逃げ帰る場所があるぐらいなら、質の良し悪しは別として……」
Serika「本能のままに攫って襲うだけではなく、配下を統率するだけの知能はある、ということか」
頷きあった俺たちは警戒を強め、屋敷の奥へと急いだ。
廃墟の奥で魔物に守られていた仕掛けを動かすと、地の底から響くものを感じた。
Darnos「くっ、なんだこの振動は……こいつも罠か!?」
Serika「いや……違う。下の階層で何かが暴れているんだ」
Darnos「ゴウモール共が踊ってるってのかよ」
Serika「そんな可愛いものならいいが……」
「急ごう! この廃墟自体、長く持ちそうにない」
Darnos「生き埋めなんざ、冗談じゃないぜ!」